先日の日曜日、親戚の法事があった。

嫁は出席するが、僕と子供らは出席しなくて良いらしい。

天気が良い日曜日。

家でぼ〜っとしているのは勿体無い。

そこで、僕と子供たちは「暇だね〜。海でも行くか!」とドライブに出かけた。

海に向かう途中、「朝市」との看板を発見。

「朝市だってさ!魚とか食べられるかもよ?」

そう言いながら、看板の指示通りに車を走らせる。

しばらく走ると、朝市に着いた。

漁港に数店舗のお店が出ている。

車を止め、ブラブラと見て歩く。

見ると、カレイやホッケ、ヒラメなどが売られていた。

生きているものもあり、どうやら採れたてのようだ。

僕は考えた。

今、法事で親戚が集まっている

カレイを買って帰る

「わぁ!凄いね!」と親戚に言われ喜ばれる

「パパって、気が利くのね!」と嫁に褒められる

僕のお小遣いUP!

僕の頭の中はすでに、喜びで興奮している親戚が写っており

「カレイを買わない」という選択は消去されていた。

まずは、財布の中をチェック。財布の中身は12,000円。

「んん〜、12,000円か〜」

そしてカレイの値段をチェック。

ザルのような物に入れられ、3匹入って500円と値札が付いている。

大輔コンピューターは動き出した。

親戚は15人程度居るはず。

1家族4人と計算して、1人1匹食べるには60匹は必要だ。

3匹500円だから、60匹で10,000円。

「一万円か〜。。。」

しかし、仕方が無い。

喜んで貰うためには、多少の出費は必要だ。

まあ、最近読んだ本に「人に喜ばれる事をしなさい」みたいな事が書いてあり

それの超受け売りなんですけどね(笑)

悩んで、子供とも相談する。

「カレイさ、買っていって喜ばれるかな?」

「喜ばれると思うよ。だって、カレイ美味しいもん」

「そうだよな!よし、買おう!」

勇気を振り絞って、お店のお姉さんに注文する。

「カレイ、一万円分下さい」

「はいよ!ちょっと待ってね」

そうお姉さんは言い、カレイをビニールの袋に入れだした。

「袋は分ける?」

そう言われ、「そうですね、じゃあ10個ぐらいに小分けして下さい」

僕はそう答えた。

次々と袋に入れられているカレイ。

子供たちと、「凄いね〜!」と見つめる。

僕は、「俺だって買うときは買うんだぜ!」と自慢げな顔をしていただろう。

でも、僕の予想をはるかに超えた量が袋に入れられている。

サービスしてくれているのかな???

そう思って、しばらく見つめる。

しかし、お姉さんの手は止まらない。

不安になった僕は、お姉さんに話しかける。

「あの・・・。一万円分なんですけど・・・・」

僕の財布には、12,000円しか入っておらず、支払いが出来ない恐れがあった。

お姉さんは、威勢の良い声で

「カレイ一万円分だから、20キロね!」そう答えた。

「はぁ?」

僕ちょっと考えた。意味がわからない。

もしかして、3匹500円では無く、キロ500円だったのか!

ザルに置いてあったカレイは、大きさを表すものだったのか・・・・。

カレイって安いんだな。。。

非常に困った僕は、おそるおそる

「キロ500円ですか?」とお姉さんに聞いてみる。

「うん、そうですよ!ちょっとおまけしておきますね!」

との回答。

「ガビーン!!!!」

僕は「やっぱり、3,000円分にしてください」

そう言いそうになったが、嬉しそうな店員さんを見ていると

とても言えなかった。。。

しばらくして、「はい!どうぞ!」とお姉さん。

僕は一万円を支払い、20キロのカレイを受け取った。

20キロのカレイ。。。

何枚入っているのだろう?100枚どころの話では無い。。。。

しかし、僕の頭はおめでたく、すぐにプラス思考に切り替わる。

「まあ、沢山貰ったほうが皆嬉しいだろう!」

車に満タンのカレイ。

長女は「パパ、凄い量だけど大丈夫?」と、ちょっと心配そう。

「大丈夫!大丈夫!」みんな喜ぶよ〜!

そう言いながら、僕は親戚の家に車を走らせた。

親戚の家に着くと、ちょうどお坊さんが帰る時で

嫁さんに「ちょうど良いところに来た!お見送りだけでも一緒にしよう」

そう言われた。

お坊さんが帰ったあと、「それでは我々も行きますね」

そう言い出した本家の人達。

「室蘭が本家なんで、そっちでも法事やるんですよ」

車に乗り出す黒い服を着た人達。

おいおいおいおい!!!!

ちょっと待ってよ!

俺はカレイ20キロ買ってきたんだって!

そう叫びそうになったが、言える雰囲気では無い。

とりあえず、愛想笑をしながら

「カレイ食べる?」

そう聞いてみた。

「いや、いらないよ。これから室蘭に行くんだもん」

まるでドラクエのザラキのような言葉。

しかし、僕は死ぬわけにはいかないのだ。

だって、車にカレイ20キロあるんだもん。

「それでは、お疲れ様でした」

そう言い残して走り去っていく車。

どうする?どうするの?カレイ。

これほどカレイに苦しめられた事は無い。

全ては僕の浅はかな考えと、大輔コンピューターの故障のせいだ。

車が走り去った後、とりあえず残っている数人に声をかける。

「カレイ食べません?」

すると予想外の答えが!

「ええ〜、さばくのメンドクサイ」

うるせ〜!!!黙って貰えや!

本当に叫びそうになったが、そこは大人の対応。

「いや、とれたてだからさ、新鮮で美味しいよ!少しでも持ってかない?」

そう言いながら、無理やりカレイを渡す。本当に無理やり渡す。

要らないそぶりを見せていても、強引に渡す。

当初の「みんなに喜んでもらう」そういう理念は消え、

とりあえず、20キロのカレイを配るに変わっていた。

それからは、ひたすら親戚や知り合いの家を回りカレイを配る。

2年ぶりに会う人とかも居た。

ビックリしただろうね。

2年間も連絡もしてなかたのに、いきなり「カレイ食う?」って来るんだから(笑)

本当に浅はかだ。僕は。

でもね、このカレイのおかげで沢山の人に合えた。

そういう運命だったのかな。

ありがとうカレイ!

でも、もうしばらくあなたには会いたくありません。

実は、先週から子供たちが居ない。

幼稚園が春休みという事もあり、僕の両親の所へ遊びに行っているのだ。

子供たちが居なくて寂しいのだが、僕らはとても自由になった。

二人で旅行に行ったり、飲みに行ったり。

子供たちが大きくなって家を出て行ったら、こんな感じになるのかな。

そんな風にも思った。
しかし、円満な生活が毎日続く訳は無く

昨日、とうとう喧嘩になった。

理由は、覚えていないほど些細なこと。
頭にきた僕は、

「飲みに行ってくる!」と友達に電話をかけた。

それを見た嫁さんも、友達に電話をかけている。

二人とも「出てってやる!」の心境である。

 

僕は友人Aに電話をかけた。

「おお!久しぶり、今から飲みにいかない?」

「ごめん、この前行ったばかりなんだわ。嫁さんうるさくてさ。」

終了

 

すかさず友人Bに電話をかける。

「おお!久しぶり、今から飲みにいかない?」

「ごめん、仕事なんだわ」

終了

 

困ったときの、美容師の友達。こいつは独身だし、OKなはず!

電話をかける。

「おかけになった電話は電波の・・・・」

終了
その後、数人にかけるが誰も捕まらず。
困ったな〜と思っていると、嫁が

「じゃあね」と出て行った。
完璧に敗北。

俺、終了。
1人ぼっちの我が家。とても寂しい。

自分でまいた種だ。仕方が無い。
最近、我が家の一員となったハムスターにひまわりのタネをあげながらグチる。

「俺の味方はお前だけだよ」

えさをあげた瞬間、手をかまれる。

泣きたかった。
でも、家族以外に関心を持たなかった僕も悪い。

久しぶりに電話をかけた後輩は、店が潰れていた。

全く、知らなかった。
本当に、友達少なくなった。寂しいな。

でも、これは自分で選んできたのだ。
会社の人間関係とか、全てにめんどくさくなり

人との関わりをないがしろにしたのは、僕だ。
先日も、同じ事を思った。

いつもの異業種交流会の帰り、2次会が無かったのでふらりとススキノへ行った。

その日は、凄くススキノは混んでいた。

会社帰りのサラリーマン、OL、みんな楽しそうに歩いている。

 

昔は僕にもあったもの。
寂しかった。

用事も無いのに、ススキノを2時間ぐらい歩いた。

なんか、自分も仲間になれる気がして。
僕はどう生きたいのか?

 

 
 

先日、友人に札幌ラーメンを送った。
そしたら友人の奥さんから電話が来た。
内容は「ありがとうございます」というものだったが、
後ろで子供の泣き声が響く。
電話を切った後、ちょっと寂しくなった。
今日は、嫁さんが子供たちを連れて実家に行っているのだ。
別に喧嘩をしたとかではなく、実家が近いのでたまに帰るのだ。
という事で、僕は自由なんです。今日は!
と、独身貴族(死語?)を気取っても、やる事は決まっている。。。。
まず、立ち食いソバを食べて、ツタやに寄ってビデオを見て、焼酎飲んで寝るだけ。
寂しいけど、これが現実なのだ。
友人も、ほとんど結婚してしまった。
「おい!ススキノいこうぜ!」と気軽に言ってた時期が懐かしい。
家庭を持つ事について、悪い面が強調される事が多いが
僕は楽しい事の方が圧倒的に多いように思う。
ちょっと離れているだけでも、「何してるのかな?」と気になってしまう。
家族に依存していると言われた事もあるが、依存できるのは今だけだと思う。
我が家は、女3人vs男1人なので将来が怖いです(笑)
ただね、結婚というのは二人だけの問題では無い。
両親や親戚が絡んでくる。
僕は、親戚付き合いがとても苦手だ。
僕の嫁さんは、人付き合いが上手で、親戚付き合いも上手い。
僕の両親も、何かあれば嫁さんと連絡を取っている。
ちなみに、僕の携帯に電話がかかって来たことは無い(笑)
僕の苦手分野を、嫁が担当してくれているので非常に助かっているのだ。
感謝感謝である。
今は、嫁さんの実家に行けば
とても大切にしてもらえる。
ありがたい。
ただ、これには長い歴史がある。
結婚した当初、僕と嫁さんは喧嘩ばかりしていた。
長女も生まれ、お互いの環境の変化について行けなかった。
嫁は実家に逃げて帰る。
僕は逃げるなと、実家に迎えに行く。
今となれば判るのだが、自分の娘が泣きながら帰ってきたら
親として良い顔は出来ない。
そこで、嫁の親vs僕である。
これがいわゆる、第二次佐藤家対戦である(笑)
第一次は、うちの母ちゃんvs嫁。
大喧嘩はかなり続いた。
向こうの親戚とかも出てきて、収集がつかず出口が見えなかった。
離婚しようと思ったこともあったが、離婚はそんなに簡単じゃ無い。
しかも、二人と関係ない事で離婚してたまるか!と思っていたし。
僕は、僕の家庭を作りたかった。
それには、喧嘩も必要だと思うし、話し合いも必要だと思った。
所詮、他人ですからね。
お互いのことを理解し、本当の夫婦になるには一回や2回は崖から落ちるもんだ。
仮面夫婦にはなりたく無かった。
でもね、僕は下手なんです。その辺が。
思いばっかりが先走っちゃって、相手の気持ちを理解するのを忘れる。
「僕はこう思う!判ってよ!」って感じで。
今は、妥協点を見出して、そこに持っていこうと努力するが
若い僕には、そんな事は出来なかった。
簡単に言えば、「俺は悪くない」それの繰り返し。
ちっちゃいプライドが傷ついて、それをどうやって挽回すればよいのか考える。
で、結局、相手を攻撃する。もしくは、嫁を攻撃する。
結局は、自分の保身の為。
家族の為っていうのは、今考えると後付けですね。
向こうの両親にも、酷い口の聞き方をしてしまい申し訳なく思っている。
途中で冷戦も入り、終結には2年近くの月日がかかった。
終結の原因は忘れたが、時間が解決したという事だろうか。
今は、ほとんど何も言われない。
言われても、右から左へ聞き流すという必殺技を覚えた。
子育てとかに関しても、親というのはちょっとと口を出したいというか、関わりたいのだと思う。
それはそれで、当たり前の反応であって、僕が過剰に反応する必要は無い。
「俺の家庭は、俺が守る」
その思いが強すぎて、善意も悪意に解釈してしまったのだ。
未熟すぎ。
雨降って地固まるじゃないけど、嫁の実家は居心地の良い場所になった。
でも、嫁が帰る度に、僕が付いて行ってはね・・・。
僕が居ないほうが話せる話もあるだろうし、空気というか気を使わせたくない。
実家で多少でも、息抜きが出来ればと思う。
と、言う事で、僕は立ち食いソバを食べて帰ります!
本当は、めっちゃ寂しいです(涙)
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