2月 2010 のアーカイブ

先日、近くの蕎麦屋さんに蕎麦を食べに行った。
その蕎麦屋さんは、最近出来たばかりで珍しいタイプの蕎麦をやっていると
ラジオでやっていた。
蕎麦も好きなんですけど、まだラーメンの方が好きで
昼に蕎麦ってのは、あまり経験が無い。
場所は知っていたので、すんなりと店に入ることが出来た。
なんか、古臭い蕎麦屋さんでは無く、ちょっと薄暗い感じで
オシャレな店内。
店内に入るとすぐに、
「1人なので、こちらにどうぞ」席へと案内される。
なんか違和感があった。
普通、「お一人様ですか?」とかって聞かれるから。
まあ、いいか。
メニューを見ると、名物蕎麦があった。
僕は店員さんに「名物蕎麦と、小ライスみたいなのってありますかね?」そう聞いた。
店員さんは、
「ライスですか?ライスでしたらこちらにあります」
そう言いながらメニューを指さした。
う〜ん、大きいライスはちょっとキツイな。そう思いながら店員さんに聞いてみた。
「いえ、ちょっと大きいライスは食べられないかも知れないので、小さいご飯はありますか?」
「そうですね。こちらに天丼のミニがございます。セットも出来ます。」
そう言って、またメニューを指差した。
ライス食えないのに天丼食えるか!(笑)
う〜ん。
新人さんで、結構な年齢だと思う。
慣れてないんだろうと思い、ちょっと面倒になりライスを食べる事にした。
「じゃあ、ライスでいいです」
「わかりました、名物蕎麦の小とライスでよろしいですね?」
ポカーンとしてしまった。
名物蕎麦の小は出来るがライスの小は出来ないらしい(笑)
これは、かなり手ごわい。
久々に強敵だ。
「いえいえ違います!名物蕎麦とライスでお願いします」
「あ、はい。小で無くてよろしいですね?」
「小ライスは出来ないんですよね?」
「ライスは、こちらになります」
そう言って、またメニューを指差す。
無限ループの予感がする。
「これはまたミニ天丼の話をされそう」と思った僕は、
「普通の名物蕎麦と、普通のライスを下さい」
そう言った。
店員さんは、
「わかりました」
そう答えた。
「はぁ。一件落着。とりあえず蕎麦食べようっと」
そう思った瞬間、店員さんの口からビックリする言葉が!
「ライスはいつお持ちしましょう?」
え?
ライスってコーヒーみたいな位置づけなのか?
洒落た蕎麦屋さんに入った事が無いので、俺だけ知らないのか?
昔、チャーハンにライスがサービスで付いてきた事があったが、
今回は、それをも凌ぐ驚き。
けど、蕎麦食べた後にライス出てきてもね・・・・。
僕は「ライスは先でお願いします」そう店員さんにお願いした。
けどすぐに、ライスは蕎麦と一緒に出てくるものだろうと思った。
多分、これは店員さんが間違って聞いただけだという事に気が付いた。
「俺ってバカだな」とクスっと笑いそうになる。
けど、そこは期待を裏切らない店員さん。
「こちらライスになります」
そう言って、ライスと漬物を持ってきた。

 

せっかくなので、ライスと漬物を食べる。
意外と悪くない。
お茶を飲みながら、漬物をかじりご飯をほおばる。
半分ぐらい食べた所で蕎麦が到着。
「おお!蕎麦食いにきてたんだ!」
目的を思い出す。
蕎麦はとても美味しく、値段も良心的。
とても満足しているはずなのに、
敗北感一杯のまま店を後にした。
蕎麦屋の店員さん恐るべし。
先日、いつものように仕事をしていると、いつものようにヤマト運輸の宅急便が届いた。
届いた順番から荷物を開けて、部分テストをしているので、
当店に到着してから荷物を開けるまでに2〜3日かかる事がある。
その中に、明らかに依頼品では無いと思われる小さな荷物があった。
荷物は小さいくせに重い。しかも、包装から見ても何かの商品に思える。
送り主の名前を見てみると、見覚えがある名前。
「はて?」
そう思いながら荷物を開けた。
 

 

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これは酒だろ(笑)
もうね、どう見ても酒だと思った。
中を見ると、高そうな芋焼酎の原酒と一枚の手紙。
手紙を読んで、「ああ・・・。そんな事してくれなくても・・・。」
そう思った。
けど本心では、「やったぜ!今晩は芋焼酎!!!」
そう思ったとか思わないとか(笑)
 
このお客様は、当店の常連様で、
先日、ダウンジャケットの染み抜きとネクタイの染み抜きを依頼していた。
ただ、ネクタイの方がクリーニング店に出した時にいじられ
シミは残って脱色して、フィブリル化していた。
シルク繊維が結構ボロボロになっており、修正をしても使用出来る状態に
出来るか微妙だった。
ただ、せっかく送って来てくれたので
「サービスで出来る範囲でやっておきますね」と連絡をした。
で、そのネクタイが良い感じに治ってしまい・・・・。
サービスでやると言ったのに、
やっぱりお金下さいとも言う気は無いし、そのまま送った。
数日後、メールが届いた。
内容は、「ネクタイとても感動しました」だった。
諦めないでネクタイを修正して良かったな。
そう思った。
で、続きがこの焼酎。
しかも芋焼酎。しかも原酒。
好みまでバッチリだし。
嬉しくてね。
家に帰ると、いつも4?1,500円ぐらいの焼酎を飲む。
で、最後寝る前にこの焼酎をおちょこで少し飲む。
一気に飲むには勿体無い酒だ。
長持ちしたが、もう無くなってしまった。
飾っておこうとも思ったが、僕は飲みたかった(笑)
嬉しかったな。
けど「ネクタイ良い感じに治ったから1,000円下さい」って言った方が
お客様はお金使わなくてすんだのかなとも思った。
でも、そうすると感動は無かったよね。
感動したから、こういう事をしてくれたんだろうし。
これからも感動を与えられるように精進したいです。
最近、利害関係が無いっていうのは、凄く良い事だと思うようになった。
もちろん、一緒に仕事をする仲間や取引先やお客様。
そういうのも凄く大切。
ちょっと前までは、そういう事に執着しすぎていて、
人脈で仕事に結びつかないかとか、一緒に成長をしたいとか、
視野がとても狭かったような気がする。
まあ、今も広くは無いけど(笑)
社会人になってから、利害関係が無い友人を作るのは非常に困難だ。
若い頃なら、飲み会で会った友達の友達とかあるかも知れないけど。
僕がこういう風に思ったきっかけは、裏の居酒屋だと思う。
いつもは店の端っこの席に座り、日本酒2杯と枝豆食べて550円払って帰る。
元々は酒屋さんだったのだが、コンビニとかに対抗するのは厳しいらしく、
飲ませて売っちゃえばいいじゃん的な事をしている。
街中では無いので、近くの会社の人とか常連さんというのが結構居て、
いつもワイワイ騒いでいる。
僕に話しかけてくる人も居たが、僕は「はぁ」と小さく面白くなさそうにうなずくだけ。
誰にも話かけず、誰にも迷惑をかけず。パッと呑んで、パッと帰る。
何か意味を求めて行く訳でもない。
だが、数ヶ月前から誘いをなるべく断らない事にした。
理由は色々あるけど、一番はせっかく誘ってくれたんだからって事かな。
自分にとって必要な事と、必要で無い事。必要な人と必要ではない人。
それを決めるのは、まだ早いんじゃないかなと思った。
 
その居酒屋で常連さんから話しかけられたとき、
普通に話をしてみた。元々、話は出来る方だ。
それからは、行くたびに話しかけられる。
僕は、この人を楽しませなければならないとも考え無いし、
楽しければ笑うし、ボケたり突っ込んだりもする。
常連さんの年齢は、50〜60歳。僕の両親に近い。
大手企業の総務部長や、お医者さん、先生と呼ばれる人。色々な業種の人が居る。
仕事の話なんかはほとんどせず、くだらない話ばかりしている。
ダジャレなんかを聞いて、最初はとても意味の無い事に思えたのだが、
人生を楽しもうとする姿勢に、共感するようになった。
暗い話してもつまんない。楽しい話した方がいい。
そのアグレッシブな生き方は、僕にはとても新鮮だった。
利害関係が無いからって、何をやっても良い訳では無いと思うけど、
僕にとって自分が楽しむという行為は、とても難しい。
人が喜んでくれて、僕が嬉しい。でも、これはエゴかも知れない。
一度、自分の考え方とかを話したら、真顔で
「話して自分を判ってもらおうってのは、弱さだぞ」
そう言われた。
自分の価値は自分で決めろって事なのかな。他人の評価を望むなって事なのかな。
「意味判らないんですけど」って聞いても良かったけど、
あんまり楽しそうな話じゃないし、話をしたそうでも無いし。
今は、何となくだけど意味が判る。
まあ、若いってのもあるだろうけど、
凄く年上の人に可愛がってもらっている。
僕にとっては、利害関係が無いこの人達から学ぶべき事は多いと思う。