12月 2009 のアーカイブ

先日、低温やけどというやつをした。
最近は結構テレビなどで注意を呼びかけているが、
高温ではないホッカイロや湯たんぽなどを長時間皮膚に付けていると
やけどになる。それが低温やけど。
しかも、通常のやけどよりも皮膚の損傷が激しいらしい。
ただ、低温やけどをした時に思ったというか、気が付いた事がある。
それは、友人の家に泊まりに行った時の事。
友人の親戚が遠くから来るので、僕に紹介したいと言われ
何を話せば良いのか判らずに友人の家で、友人の親戚たちと酒を飲んだ。
友人は僕の話ばかりしているらしく、
親戚も僕がどんな人なのか会ってみたかったらしい。
まあ、何を話せば良いのか(笑)
そんなこんなで、宴会になり酒を飲みバカ騒ぎ。
終電もなくなりそうだったので、帰ろうとすると
泊っていけと、強引に引き止められる。
酒の力もあり、結局、友人の家に泊まることになった。
友人は布団をひいてくれ、湯たんぽも用意をしてくれた。
正直、僕は湯たんぽという物を使ったことが無い。
興味はあったので、ちょっと触らせては貰ったが
酔っ払っていると僕は中々起きないので、低温やけどになる可能性がある。
また、湯たんぽは一つしか無く
いつも湯たんぽを使っている友人には、必需品だろう。
僕は友人に、
「俺、たぶん泥酔して寝るから湯たんぽ要らないわ。
 あとね、酔っ払って寝るときは感覚鈍くなるからやけどする場合もあるらしいよ。」
と、やんわりと断った。
朝、相変わらずの頭痛の他に
猛烈な太ももの痛み。
足を見ると、湯たんぽの形に真っ赤に焼けどをしている。
真っ直ぐに歩けないぐらいの激痛。
あれ??湯たんぽか?
けど、入れてないのになんで??
布団をめくり足元を見ると、湯たんぽがある。
どうやら、友人が入れたようだ。
僕は友人に聞く。
「ねえ、湯たんぽ俺の布団に入れた?」
友人は、
「うん、昨日寒かったから。ゆっくり寝れた?」
このやろ、余計な事をしやがって。
確かに、その瞬間はそう思った。
忠告したにも関わらず、なんにも考えてないな、コイツと。
文句の一つも言おうと思った瞬間、友人が「喉渇いたでしょ」。
そう言って、僕に水を一杯くれた。
水を飲みながら、ちょっと考えた。
確かに、火傷をしたのは事実だけど
なんで友人は、僕の布団に湯たんぽを入れたんだろ。
俺には布団を沢山かけてくれて、自分は薄い布団で寝て。
一つしか無い湯たんぽを、俺が寒かったら可愛そうだと思って
布団に入れてくれたんだろ。
確かに焼けどは痛いけど、友人の気持ちは嬉しかった。
俺も、湯たんぽ無しであいつは寝れたんだろうか?そう考えてしまった。
本当は、火傷の事を黙っていようと思ったが、
同じ事を繰り返す可能性もあるし、そいつは子供も居るので
湯たんぽの危険性について話しておく必要があると思った。
使い方を間違えなければ、北国では有効な道具だ。
何て言おうかとちょっと考えたが、
「俺さ、皮膚弱いからすぐに赤くなっちゃうんだよね」
そう言って、友人に足を見せた。
友人は、凄くビックリして
「これ、赤くなってるとかじゃなくて焼けどじゃないのか?」
どうやら友人は、低温やけどを知らなく
僕が昨日の晩に、「湯たんぽは要らない」そう言った意味を
ようやく理解したらしい。
また、凄い落ち込みよう。
大丈夫だって、こんなのすぐに治るよ。
そう言って別れたが、友人は心配してメールや電話をくれた。
湯たんぽのおかげで、足はとても痛いが心はとても温かくなった。
僕は今までにこういうケースが多々あった。
友人が、慣れない料理を作ってくれた時もあった。
友人は、僕に美味しい料理を作ってくれようと思ったのだが
結果、料理は失敗してマズイ料理に。
僕は、「ちゃんと練習してから人に出せよ」とか
「食べる方の身にもなれよ。何にも考えてないな」と言った。
それが、そいつの為だと思ったし、向上心とかそういうのに繋がると思った。
まあ、それは間違いでは無いかも知れないが
一番間違ったのは、僕がそいつの気持ちを考えていない事だ。
言わなきゃいけない事はある。
けど、言い方はもっとある。
せめて、
「ちょっとグチャグチャだけど、お前が一生懸命作ってくれて嬉しいよ!」
とか、もっと他に言い方があったんじゃないだろうかと思う。
俺の為に作ってくれたんだもんな。
俺は、こいつはボコボコに言わないと判らないと、勝手に自分で決めてた。
けど、そんなボコボコにしなくたって人は判るよね。
僕に会いたいって言ってくれた人も、何も考えないで断ってたな。
僕に会いたいから、わざわざ電話くれたり誘ってくれてるんだろ。
断るにしても、断り方ってのがあるし。
俺は良かれと思って、人に厳しくした。
けど、それは結局そいつを傷つけただけだったのかも知れない。
俺のエゴだったんだろうか。
今まで、そんなの沢山あったな。
恥ずかしくなるぐらいあるわ(笑)
僕の好意という、言葉の暴力で深く傷ついて
僕の元を去った人も、沢山いたんだろうな。
これを30半ばで気が付くってのは、凄く遅いんじゃ・・・・・。
普通は中学高校で気がつくんじゃないだろうか(笑)
お客様にしてもそうだよね。困ってるから、僕に頼むんだもんな。
僕は思う。湯たんぽで火傷をした左足を見て。
僕が同じ状況だったら、同じ事が出来るだろうか。
あいつが自分で湯たんぽ要らないって言ったんだから、
自分だけ暖かく寝ようと思うんじゃないだろうか(笑)
俺は幸せだな。
先日、ネットのニュースで元XのTAIJIの話題が出ていた。
ニュースとかでギターのHIDEとかTOSHIやYOSHIKIの話題はよく出ているので
若い人も知っては居るのでは無いかと思う。
いちおうX JAPANのwikiです → http://ja.wikipedia.org/wiki/X_JAPAN
僕は高校生の時バンドをやっており、
Xにはとても影響を受けた。
また、ベースをやっていたのでギターのHIDEやPATAよりも
Xのベースを担当していたTAIJIが大好きだった。
当時、Xは全盛期でバンドをしている人の憧れだった。
そんなTAIJIが、ホームレスをやっていたとのニュース記事を見たのだ。
ちょっとというか、かなりビックリした。
僕の中では、永遠のヒーローであり
勝手にベースの師匠だと思っていたし。
あんなに成功したのに、なんでホームレスに・・・・。
しかも、ホームレス時代に喧嘩で前歯が折れて
HIDEの訃報の際には自身の生活もままならない中で葬儀に駆けつけた。
その際、ケンカで折られた歯をYOSHIKIに見られ、
後日YOSHIKIから200万円ほどの金を渡されたとのこと。
う〜ん、色々と考えさせられる。
実は、このニュースを見る数日前、僕の友人が訪ねて来た。
そいつは24ぐらいで事業を起こし大成功して、年収は4千万ぐらい。
当時、僕はサラリーマンだったので、そいつの行動力や勇気に
嫉妬したものである。
しばらく会ってなかったので、懐かしくて色々な話をした。
そこでそいつが僕にボソッと言った。
「実はさ、会社潰れちゃってさ」
詳しくは聞かなかったが、不況とか色々あって資金繰りが悪化。
借金をして、なんとか持ちこたえようと思ったが・・・というパターンらしい。
会社が潰れてから2ヶ月ぐらいは、家に引きこもり精神的にも悪化。
そして、奥さんや子供たちとの関係も悪化。
「今は笑えるけど、その時は死のうと思ってたよ」
そう言って笑う友人。
今はカニを仕入れて売ったり、ネットの光回線の契約の仕事をして
暮らしているらしい。
毎月300万で生活していたのが、今では20万。凄い落差である。
友人は10年も事業を継続出来たわけで、贅沢しないで貯金をしておけば
3億ぐらい溜まってたんだろう。
けど、やっぱり金があると、金を使う生活になるんだろうな。
友人は、「俺は、もう一度這い上がる!」
そう言って、俺は光回線を契約させられた(笑)
手数料とかで3万円ぐらい貰えるって言ってたな。
まあ、俺はそいつが全盛期の時に何十万円分も飲みに連れて行って貰ったわけで、
少しではあるが、やっと恩返しが出来た。
この事があったので、TAIJIのニュースを見て
「成功した人でも落ちるんだな」
と、当たり前の事なんだが、しみじみと考えてしまったのだ。
幸いにもというか、なんて言って良いのか分からないが
TAIJIも、その友人も前向きだ。