2009 10月 22 のアーカイブ

最近、両親を見て思う。
「なんか、ちっちゃくなったなぁ」
子供の頃思っていた怖い親父の面影は消え、
なんか、弱弱しいジジイになった。
母さんは、僕の中ではあまり変わらない。
昔から、パワフルでうるさく空気の読めない人だった。
ただ、一度「この人って凄いな」
そう思った事がある。
あれは、もう10年以上も前の事。
母さんは、子宮筋腫という病気で苦しんでいた。
僕は良く判らないのだが生理とかになると
お腹がとても痛くなるらしい。
当時両親は、札幌では無く地方に住んでいたが
病院の先生と色々話た結果、
札幌の病院で子宮を摘出する手術を受ける事になった。
僕はサラリーマンで、毎日朝から晩まで仕事をしていて
それにかまっている余裕も無く。
ハッキリ言って、見舞いに行くつもりも無かった。
僕の中での母さんは、賞味期限が切れた食べ物を普通に
「もったいない」と食べる人で、パワフルで強いイメージがあり
心配もしていなかった。
手術の何日か前、上司にその話をした。
僕は、上司にムチャクチャ怒られた。
一生懸命育ててくれた母さんに対して、お前は何も感じないのかと。
人間ていうのは、そんな割り切って生きるものでは無いと怒られた。
その時、僕は仕事で成績を残す事に精一杯で
周りを見ている余裕も、そんな気も無かった。
やっぱり言われた事の本質は判らず、
表面的に「そうですよね。すいません」と上司に謝った。
上司は、半休をやるから病院へ行って母さんの看病をしろと言った。
僕は、内心「めんどくせえ」そう思ったが、僕はこの上司が好きで
いう事を聞く事にした。
子宮を取り出す手術の当日、僕は病院へ行った。
しかし、手術時間を間違え、僕が行ったときにはすでに手術は始まっており、
何時間か、待合室で待った。
しばらくして、ストレッチャーに乗せられた母さんが手術室から出て来た。
麻酔が切れているらしく、痛そうな顔で苦しんでいる。
僕は、想像力が無く
こういう母さんを想像出来なかった。
強い母さんが、弱って苦しんでいる姿に動揺した。
僕は母さんに近づき、
「母さん、大丈夫?」そう小声で話した。
母さんは、僕が来るとは思って居なかったらしく
一瞬ビックリした顔を見せたが、次の瞬間
「大輔、来てくれたんだね。ありがとね。けど、あんたは仕事に戻りなさい」
そう言った。
苦しみに歪む顔。痛さのあまり、唸るような声。
僕は、「大丈夫だよ、上司から休みもらったんだ」そう言っても
母さんは「仕事はどうなの、うまく行ってるの?ご飯はちゃんと食べているの?」
と、僕の心配ばかり。
お見舞いに貰った果物があるから持ってかえって食べろとか、
ずっと僕の事ばかり。
けど、その時は何とも思わなかったな。
母さんって、俺の事ばかりだなって思って病院を後にした。
全部当たり前だから、感謝なんてしなかった。
けどさ、今自分が親になって思うんだ。
自分が苦しくても、子供の事を考える。
はたして僕にそれが出来るだろうか。
僕も大病をわずらって、腸を切る手術をしたけど
その時なんて、自分の事しか考えられなかった。
痛さと不安と恐怖で、自分の事ばかり。
昨日、異業種交流会で
母親が発作を起こしたから帰るという人が居て、
この話を思い出した。
母さんには沢山迷惑かけた。
高校のとき、
「こんな野菜ばっかりの弁当嫌だよ!弁当買うから金でくれよ!」
そういって泣かした事もあった。
けど、何年か前から色々思うようになったんだ。
迷惑かけたくない、心配させたくない。そう思って、仕事も頑張った。
過去に戻ってやり直す事は出来ないけど、今は色々思うんだ。
そんな母さんも、来年還暦だ。
そう言えば、どこにも連れて行った事が無いな。
温泉旅行でも連れて行こう。
最近、両親を見て思う。
「なんか、ちっちゃくなったなぁ」
子供の頃思っていた怖い親父の面影は消え、
なんか、弱弱しいジジイになった。
母さんは、僕の中ではあまり変わらない。
昔から、パワフルでうるさく空気の読めない人だった。
ただ、一度「この人って凄いな」
そう思った事がある。
あれは、もう10年以上も前の事。
母さんは、子宮筋腫という病気で苦しんでいた。
僕は良く判らないのだが生理とかになると
お腹がとても痛くなるらしい。
当時両親は、札幌では無く地方に住んでいたが
病院の先生と色々話た結果、
札幌の病院で子宮を摘出する手術を受ける事になった。
僕はサラリーマンで、毎日朝から晩まで仕事をしていて
それにかまっている余裕も無く。
ハッキリ言って、見舞いに行くつもりも無かった。
僕の中での母さんは、賞味期限が切れた食べ物を普通に
「もったいない」と食べる人で、パワフルで強いイメージがあり
心配もしていなかった。
手術の何日か前、上司にその話をした。
僕は、上司にムチャクチャ怒られた。
一生懸命育ててくれた母さんに対して、お前は何も感じないのかと。
人間ていうのは、そんな割り切って生きるものでは無いと怒られた。
その時、僕は仕事で成績を残す事に精一杯で
周りを見ている余裕も、そんな気も無かった。
やっぱり言われた事の本質は判らず、
表面的に「そうですよね。すいません」と上司に謝った。
上司は、半休をやるから病院へ行って母さんの看病をしろと言った。
僕は、内心「めんどくせえ」そう思ったが、僕はこの上司が好きで
いう事を聞く事にした。
子宮を取り出す手術の当日、僕は病院へ行った。
しかし、手術時間を間違え、僕が行ったときにはすでに手術は始まっており、
何時間か、待合室で待った。
しばらくして、ストレッチャーに乗せられた母さんが手術室から出て来た。
麻酔が切れているらしく、痛そうな顔で苦しんでいる。
僕は、想像力が無く
こういう母さんを想像出来なかった。
強い母さんが、弱って苦しんでいる姿に動揺した。
僕は母さんに近づき、
「母さん、大丈夫?」そう小声で話した。
母さんは、僕が来るとは思って居なかったらしく
一瞬ビックリした顔を見せたが、次の瞬間
「大輔、来てくれたんだね。ありがとね。けど、あんたは仕事に戻りなさい」
そう言った。
苦しみに歪む顔。痛さのあまり、唸るような声。
僕は、「大丈夫だよ、上司から休みもらったんだ」そう言っても
母さんは「仕事はどうなの、うまく行ってるの?ご飯はちゃんと食べているの?」
と、僕の心配ばかり。
お見舞いに貰った果物があるから持ってかえって食べろとか、
ずっと僕の事ばかり。
けど、その時は何とも思わなかったな。
母さんって、俺の事ばかりだなって思って病院を後にした。
全部当たり前だから、感謝なんてしなかった。
けどさ、今自分が親になって思うんだ。
自分が苦しくても、子供の事を考える。
はたして僕にそれが出来るだろうか。
僕も大病をわずらって、腸を切る手術をしたけど
その時なんて、自分の事しか考えられなかった。
痛さと不安と恐怖で、自分の事ばかり。
昨日、異業種交流会で
母親が発作を起こしたから帰るという人が居て、
この話を思い出した。
母さんには沢山迷惑かけた。
高校のとき、
「こんな野菜ばっかりの弁当嫌だよ!弁当買うから金でくれよ!」
そういって泣かした事もあった。
けど、何年か前から色々思うようになったんだ。
迷惑かけたくない、心配させたくない。そう思って、仕事も頑張った。
過去に戻ってやり直す事は出来ないけど、今は色々思うんだ。
そんな母さんも、来年還暦だ。
そう言えば、どこにも連れて行った事が無いな。
温泉旅行でも連れて行こう。