2009 10月 1 のアーカイブ

最近、娘はよく手紙を書いている。
携帯メールも無い小学校一年生。
手紙を書いては、学校のお友達に渡しているらしい。
僕の小さい頃を思い返してみると、手紙を書いた記憶が無い。
やはり女の子なんだろうな。
そんな事を考えながら、手紙を書いている長女を見つめる。
長女は、僕の視線に気が付いたらしく、
体をひねり、手紙を体全体で隠した。
僕は、「なんで隠すのさ〜!」と長女に不信感。
長女は、「お友達に書いてるんだから、見ちゃダメ!」と応戦。
「まあ、子供でもプライバシーはあるよな」
そう考えた僕は、チラチラと子供の方を見ながらも
気にしないフリをする。
たまに長女と視線が会うが、長女は首をナナメ上に勢いよく上げ
「フンっだ!」とプンプン顔。
「俺が何をしたって言うんだ・・・」
俺は長女と楽しく遊びたいのに、手紙にちょっと嫉妬する。
10分ぐらい後だろうか、長女が机から離れた。
机の上には手紙がある。
長女は、「絶対に見ちゃダメだからね!」そう言い残してトイレに行ったようだ。
はい。
わかってます。
ダメですよね。
見ません。
手紙は、長女に見ちゃダメって言われてます。
まあ、見ますよね(笑)
部屋の角を長女が曲がり、姿が見えなくなった瞬間、机にダッシュ。
手紙を見た瞬間、僕は全身の力が抜け、フラフラと膝が落ちた。
「ま、まさか・・・・。まだ小学一年生だろ」
そんな事はありえない。
同時に、「やはり俺の子供だな」そうも思う。
手紙の内容は、これだ。
image048.jpg

 

 

 

小学一年生の娘にいっぱい食わされた。
手紙に「だめ」って書いてあるとは。
「ま、まさか!」
そう思い、首を少しだけ横に動かしながら目だけで後ろを見る。
そこには、壁から少しの手と半分の顔。
長女が、真顔でジーッと僕の方を見ているではないか。
もう、これはどうしようも無い。
言い訳のしようが無い。
ハメられた(笑)
僕は長女に、
「消しゴムのカスでネリ消しっての作れるんだぞ、知ってる?」
机の上の消しゴムのカスを集めながらツラっと言った。
そう、何も無かったように。
もちろん、そんな会話には乗ってこない(笑)
僕が不利。もう、砂漠でラクダに逃げられたぐらい絶望的だ。
僕は、長女に謝った。
「ごめんね、パパ手紙見ちゃった」
長女は、「いいけど、もう見ちゃダメだよ!」
そう言って、許してくれた。
僕は、「こんなずるいパパは嫌い?」
ちょっと寂しかったので、そう聞いてみた。
長女は、「バカだね、どんなパパでも好きに決まってるでしょ!」
そう言いながら、首にぶら下がるように僕に抱きつく。
たぶん、オレの目は真っ赤だったろうな。