9月 2009 のアーカイブ

もう、すっかり秋の気分。
今年は、北海道でも雨が多く、暑いと思った日は2日ぐらいしか無かった。
お盆明けに海へ行ったが、とても寒くショックだった。
まあ、それでもとりあえず海へダイブしておきました(笑)
僕の両親は、農家というか家庭菜園に毛が生えたようなのをやっているが、
長雨の影響により、かなりの農作物が不作だったらしい。
野菜も値上がりしてますもんね。
また、今年は鮭も不漁みたいで北海道にとっては
泣きっ面に蜂。
やっぱり、暑いぜ!って日が無いと寂しい。
汗をダクダクかいて、冷たいビールを飲む幸せも無い。
ビアガーデンも一回行ったが、寒くてTシャツじゃいられない。
なんか、四季のうち、夏が無かった感じ。
冬も雪が少なくなったし、なんかメリハリが無くて嫌ですね。

僕には、韓国人の友人が居る。

そいつはDといい、年も僕と同じで日本人の奥さんと子供が居る。

札幌で観光の仕事をしている友人Dは、酒を飲むと手が付けられないほどモンスターになる為、

仲間内では、アルコールモンスターと呼ばれている(笑)

その話は、また後日。

 

 

そんな友人Dが、この前、韓国から留学している友達を紹介してくれた。

その友人は、パクといい、日本に日本語の勉強をしに来たらしい。

そいつも僕と同じ年なのだが、経歴が面白く

大学卒業と同時に、日本で言う日銀みたいな所に就職するも勉強がしたくて

銀行を辞め、アメリカでMBAを取得したり、沢山の国に留学して今は、6ヶ国語話せるらしい。
そんなパクは、とても貧乏で、韓国人の先輩の家に居候して

大学など無料で日本語を教えてくれる場所を見つけ、そこへ自転車で通う毎日。
最初合った時は、もちろん日本語は全然話せなかった。

話しても「ありがとう」ぐらい。
それが2週間経ち、一ヶ月経つと、もうベラベラである。

やっぱ、こういう奴って頭の作りが違うんだろうなと思った。

 
僕は、この真面目なパクが好きで、よく家に招待してご飯を食べさせ酒を飲ませた。

パクは最初日本に来た時、ちょっとポッチャリしていたが

ウォン安などで、金銭的にも余裕が無く食べる事もままならない。

たぶん、2ヶ月で10キロぐらい痩せたんではないだろうか。

 

パクと何回か一緒に飲み、仲良くなった。

そんなある日、パクが僕にモジモジしながら話しをしてきた。

「大輔、女の人を口説く時、なんて言うの?」
僕は、この言葉に驚いた。

パクは、とても真面目で女性に興味があるのか判らなかったから。
でも、「そっか、こいつも男なんだな〜」

そんな事を考え、ニヤニヤしながら、口説く時の言葉を考えた。
「あなたはとても素敵な女性です。私とお付き合いして下さい。」

まあ、オーソドックスなのはこんな感じだろうな。
パクに、その言葉を教えようと思ったその時、

酔っ払った僕の中にジミー大西が降りてきた。

 

ジミー大西の、「やってる?やってる!やってる!」が頭から離れない。

僕は、言ってもいいのかダメなのかを考えるように口を開いた。

「やってる、やってる・・・・」
パクは、不思議そうに僕を見つめ「ヤッテル?ドウイウイミ?」そう言った。

これはマズイ。
冷静になろうと、「俺、頭イッテルね」と、自分に言い聞かせた。

それを聞いたパクは、「アタマイッテル?」そう言った。
もう、僕はカタコトで不思議そうに話すパクが面白くて仕方が無い。

そうだ!嘘を教えて、後で嘘だって言えばいいじゃん!

そう思った僕は、女性を口説く言葉をパクに教えた。

 

僕   口説きたい女性が居たら、「俺、頭イッテル!イッテル!」っていうんだぞ。

パク 「オレ、アタマイッテル?」
不思議そうに首をかしげながら、僕の顔を覗き込むパク。

僕は、それが面白くてさらに嘘を追加する事にした。

 

僕   Hな事したい女性が居たら、「あなたと交尾したい」っていうんだぞ。

パク 「アナタトコウビ?」
パクは、電子辞書を取り出し、「交尾」の意味を調べだした。

一瞬、パクの顔がニヤける。

「オオ〜、ダイスケエッチネ〜」そう小声で僕に話すパク。

 

 

馬鹿笑いをしながら、酒を飲みながらそんな話ばかりしていた。

結局、「あなたはとても素敵な女性です。私とお付き合いして下さい。」

は、「オレ、アタマイッテル!イッテル!アナタトコウビシタイ!」

になった。

 
僕は、その後酔っ払って寝てしまい、パクは朝帰って行った。

 

そして、それから3日ぐらい経ったある日、韓国人の友人Dから電話がかかってきた。

パクを僕に紹介してくれた友人だ。

 

 
電話に出ると、いきなり怒っている。

「大輔、パクに何教えたの?

あいつ、ずっと交尾したい交尾したい!って言ってるんだけど!」

 

 
そんな事があったのも忘れていた僕は、「アチャ〜!」と思ったが、やっぱり爆笑してしまった。

 
それからしばらくして、パクと飲んだとき、

パクが「オレ、アタマイッテルナイヨ!」と笑いながら話しかけてきて、

それを聞いて、また僕は笑った。

 

そんなパクは、ちょっと前、韓国に帰って行った。

飛行機に乗る前、空港から電話をくれた。

「大輔がしてくれた事は忘れない。

大輔が韓国に来たら、オレが全部面倒みる。俺、日本と韓国が仲良くなれる仕事がんばる。」

そう言って帰って行った。
僕は、あまり人に甘えるのが得意ではないのだが、

パクの想いが嬉しかった。

 

 

 
パク元気にしてるだろうか。仕事見つかっただろうか。

長い人生だから、いつかまた会えるだろ。

 

 

 

 

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先週の土日、妹と弟が泊りに来た。

僕は早速、この前発見した昔のアルバムを押し入れから取り出し見せた。

僕や弟が小さい頃や、両親の若かりし頃の写真を見て懐かしむ。
その時、一枚の写真に目が留まる。

僕と弟の写真。

2人でカメラに向かいポーズを決めている。
「ああ、昔は弟もこんな感じだったな。」

そう思った瞬間、何故か記憶に母さんの泣き顔がよみがえった。

 

 

 

 

たぶん、僕が小学校低学年で、弟が3歳か4歳の頃の記憶。

弟は、キャラクターのパンツをはいてキャッキャと走り回っている。

どんなキャラクターだったんだろ。仮面ライダーみたいなやつだったかな。
弟は、初めてキャラクターのパンツをはいて興奮している。

当時、僕らは公務員宿舎で生活をしていて、

その時、たまたまお隣さんが遊びに来ていた。
「ねえねえ、いいでしょ!このパンツ!」

そう言って、ズボンを脱ぎ捨てパンツをお隣さんに見せる弟。
凄く嬉しいらしい。

 

横を見ると母さんが泣いている。

「何でお母さん泣いているの?」と、子供の僕は聞いた。
母さんは、

僕のお下がりのパンツで喜んでいる弟を見て

申し訳無いと思い、そして、買ってあげられない不甲斐なさを感じていたらしい。
「本当は、新品の新しい下着を買ってあげたいんだけど」

そう言った母さん。

弟がはいているパンツのキャラクターは、明らかに時代おくれ。

僕のお下がりという事は、1年以上も前に流行ったものだから。

 

 
当時、僕の家はけして裕福ではなかった。

親父は公務員で、母さんは専業主婦。そして、子供は3人。
僕は長男なので、最初に何でも買ってもらえた。

そして、それが当たり前だと思った。
誰かが、違うおもちゃを持てば

僕も欲しいと両親を困らせた。
もちろん、お金の事なんて考えた事も無い。
そんな中、母さんが見せた涙。

当時、僕には判らなかった。

 

 

 
けどね、母さん。

今の俺には判るよ。

 
親になって、あの涙の意味が

わかるようになったよ。