1月 2008 のアーカイブ

先日、娘とテレビを見ていた。

僕のおなかの上で寝ている長女は、僕の見ているニュースを仕方が無く見ている。

そのとき、北海道でのコンビニ強盗のニュースが流れた。
長女は5歳になり、色々な事が判る様になってきた。

長女は僕に聞く。

「これって本当の話?」

本当の事と、作り物(ドラマなど)も最近では判っているようだ。

僕は、「そうだよ、本当にあった話だよ。コンビニに泥棒が入ったんだよ。」

何気にそう答えた。

長女は、「え〜!泥棒したら駄目だよね!凄い悪い人だね!」

そう驚きながら答えた。
僕は、「これはちょっとまずいな・・・」そう思いながら長女に話しかけた。

「じゃあさ、パパがさ仕事出来なくなって誰にも助けてもらえなくてさ、

 みんながお腹空かせて泣いていたとするでしょ。それでパパがどうしようも無くなって

 泥棒したらどう思う?」

意地悪な質問だが、答えを与えるのでは無く、考えさせたかった。

 

別に、悪いことが正しいとかそういう話では無い。

ただ、物事には視点というものがあり

見方(視点)が変わればストーリーは変わってくる。

自分の気持ちだけではなく、相手の立場に立って考える事の重要性を教えたかった。
長女はしばらく考え

「パパってお金無いの?私のお年玉あげようか?」そう答えた。

思わず僕は笑った。そして長女も笑った。
僕は「パパは大丈夫、お金もちゃんとあるよ。でも、病気とかで仕事出来なくなって

   今、テレビに出てた人みたいになっちゃったらどうする?」そう話した。

長女は、また考え、そして泣き出した。

 

「わ!やべ!」

 

そう思った僕は、長女を抱き上げ「大丈夫!パパは悪い事しないから!」そう言った。

しかし、僕の思いとは違い長女は

「パパ、さっきの人って可哀想だね。」そう答えた。
正直、年齢的にまだ早い話題だったのかも知れない。

しかし、ホームレスを見て「仕事しないとああなっちゃうよ」と教える親に僕はなりたくない。

子供と一緒に居て、いつも思う。

理想と現実。

犯罪がゼロになる事はないし、自分の思い通りにならない事は、これから沢山ある。

君が大きくなったとき、日本はどうなっているのか?そんな事も思ったりする。
悪い事は、もちろんいけない。

社会には、仲良く暮らすルールがあって、守らない人は罰せられる。

子供にはそう教えていたが、悪い事をした人が全て悪い人では無い。

罪を憎んで人を憎まずでは無いが、新たなる視点と想像力。
それも同時に教えていかなければと思った。
それにしても難しい問題だ。

一歩間違えれば、犯罪OKになってしまうし

もっと間違えれば、テロ支援もOKになってしまう。
ただね、相手の立場に立って考えられると

人を許せるようになるし、人に優しくなれる。

これは、僕が子供に教えられた事だ。

 

あけましておめでとうございます。
あっという間の正月休みも終わり、
仕事仕事の毎日が、またスタートしました。
今後も、多くのお客様に感動を与えられるように、精進していきたいと思っています。
本年もよろしくお願いします!
それにしても、最近は染み抜き専門店が増えましたね。
僕らの仲間も、かなり多く参入してきました。
今ある物を奪い合うのでは無く、無かった物を作り出す。
インターネットの普及により、コストも安く色々な事が出来るようになりました。
しかし、問題は誰もが簡単にという事です。
世の中、そんなうまい話は無く
参入が簡単なネットは、リアルよりも努力が相当必要です。
新しく、染み抜きを始めたお店はネットの難しさに驚いていると思います。
シミ研としては、やはり札幌でのシェアUPをはかるというのが課題です。
また、今年は革製品、特にバッグ類に力を入れていきたいと考えています。
作業が難しいものは、参入が難しい。
単純な考えですが、小さい会社としては
「面倒で、誰もやりたがらない」
これが小さく拾えるスキマですね。
バッグに関しては、札幌市内でも「クリーニング出来ます!」という
ポスターを見かけるようになりました。
でも、いつも思うんですが洗う必要ないんですよね。
キレイになればいいと思うんです。
洗ってキレイになれば良いけれど、
洗ってもキレイにならなければ意味が無い。
ただ、「革のバッグもキレイに出来る」
そう消費者が思ってくれれば、これはありがたい。
探す人も増えるだろうし、そこに競争が生まれる。
競争が生まれれば市場が出来る。
なので、大手が大々的にアピールしてくれるというのは
とても良いことだと僕は思っています。
ただ、大手と同じサービスをすれば
もちろんですが、負けます(笑)
なので、誰もやりたがらない事をやるのです。
要するに、「誰もが簡単に」というのと間逆ですね。
簡単に儲かるといのも、世の中どこかにはあるのでしょうが
僕は、汗をかいて稼いだお金の方がありがたい。
そして、昨年は染み抜きという職業が世間に知れ渡った元年ではないでしょうか?
福永さんが、本は出すわ全国テレビにはバカバカ出るわで芸能人みたいでしたね。
昔、「俺は染み抜き界のイチローを目指す」そう言っていたのを思い出しました。
なんか、ちょっと前までは同じぐらいな感じだと思っていたのですが、
いきなり雲の上にいっちゃいました。嬉しくもあり、寂しくもあり・・・。
まあ、僕は僕の出来ることをやるしかない。
戦略を立て、自分のメトロノームをあまり大きく揺らさず頑張る。
どんな事があろうと、「喜ばれると嬉しい」この気持ちは変わらない。