2007 5月 23 のアーカイブ

ふと気がつけば、あっというまに31歳。

みんな独身でススキノに繰り出していた頃は、遠い過去となった。

高校を卒業し、働いて13年か・・・・。

仲が良かった友達も、いつの間にか連絡を取らなくなり

どこで何をしているのかも判らない。

ふと考えてみると

学生時代からつるんでいる仲間と言うのは、もう片手で数えられるぐらいになった。

25ぐらいまでは両手両足ぐらいは居たはずだ。

何でか?

これは結婚をしたからだ。

僕は26歳で結婚をした。

結婚をすれば、時間と金は家族の為に使う事になる。

たまに友達と飲みに行く事はあっても、ほんとにたまに。

独身と違い、自由になる金も時間もないんだもんね。

僕は早い結婚だったのだが、その後にぽつりぽつり。

で、気がつけば最後の独身が先日結婚をした。

結婚式はハワイでするらしく、国内では披露宴もしないという。

それもなんだかな〜、という事で仲間内でお祝いをしてやろうと居酒屋に集まった。

高校の時の仲間が、男5人で酔っ払う。

幸せな瞬間というか、昔に帰れて楽しい瞬間。

昔話に花が咲き、馬鹿笑いが止まらない。

お互いに外見は醜くなったが、中身だけはあの頃に。

13年の時を超え、あっというまにタイムスリップが出来る。

卒業してから出来た友達とは、またちょっと違う関係。

「結婚?マジ?お前も人生終わったな〜!」

そう僕に言った友達が今度は結婚。

「何を言ってやろうかな〜」と考えていたその時、友達は話し出した。

「おれ、絶対に離婚しないから。」

ちょっと真顔に笑いが止まる。

その雰囲気を察知したのか、また笑顔で話し出した。

「おれ自信、親の離婚で嫌な思いをしてるからさ。子供には同じ思いをさせたくないんだ。」

僕は、内心「そうなの?」と思った。

これには訳がある。

人の親をああだこうだ言う権利は僕には無いかもしれない。

しかし、高校時代に見たあいつの家庭は凄かった。

アル中のオヤジが包丁片手に襲ってくる。

あまり見ない風景が日常的にあった。

高校生の僕でも、「こいつがグレたのは家庭のせいだな」って思った。

そいつの両親が離婚した時、確か僕は「良かったな!」って言った。

命の心配や、おふくろさんの事を考え良かったなって言ったのだ。

もう14年も前の話だ。

だから、先日の友達の話で内心「そうなの?」って思った。

悲しそうな素振りも見せず、笑っていたあの日。

心の中では両親の離婚で土砂降りだったのか。

どんなに嫌な事をされても、両親には別れて欲しくなかったと。

僕は全く気がつかなかった。

「最悪なオヤジから解放されて良かった」ぐらいにしか思っていなかったから。

無意識に人を傷つけるって、意識的に嫌がらせをするよりも悪いと僕は思う。

今の自分だったら気づいてやれてだろうか?そんな事も考えた。

焼酎を飲んで酔っ払ってた上々気分が、青色になった。

意識的に避けていたのか、無意識に避けていたのか

そいつは理想の家庭や、将来の話はほとんどしない。

けど、酒の力か目指す家庭像について話し出した。

子供の前では喧嘩をしてはいけないとか、暴力を振るってはいけないとか。

実体験から来る話だったので、妙に信憑性があった。

ただ、最後に驚くような事を言った。

「親から受けた暴力なんかは、自分の子供に連鎖してしまう可能性がある。

 だが、俺の代からはまっとうな家庭を築く。だから離婚はしない。」

見事な決意表明だった。

本当に幸せになって欲しいと思う。