今月、三回に分けてチラシを撒いた。

 

新聞折込で、4万枚。

 

デザインは、友人の友人にお願いし、印刷は東京に頼み、

 

新聞の宅配センターへ自分で持ち込んだ。

 

サラリーマン時代は、広告代理店の人が全てやってくれていたので、

 

「ああ、こうやってチラシは家に届くんだな」と、とても勉強になった。

 

費用はそこそこかかったが、印刷が物凄く安くてビックリ!

 

昔の感覚から言うと、値段は三分の一になった。

 

メールでデザインを送りお金を振り込むと、何日か後にチラシが届く。

 

う〜ん、ビックリ。

 

 

 

で、効果はというと、まあまあ。イマイチでは無いけど、まあまあ。

 

思っていたよりも、反応は薄い。僕の頭のようだ。

 

 

それでも、意外な所から仕事が来るようになった。

 

手芸店とか、ドレスを作っている職人さんとか。

 

 

ショップとか会社からの依頼も嬉しいのだが、やはり一般客をターゲットにしたい。

 

「チラシは厳しいよ」そう言われてはいたが、本当に難しかった。

 

定期的にチラシを撒かないと効果は薄いよとか、中途半端な枚数ではダメとか

 

教えてくれた人も居たが、やっぱり僕は自分でやった事を信じたいへそ曲がり。

 

 

けど、長い目で見ると良い事だとは思っているのでOKとしよう。

 

 

こういう風に考えると、やっぱり口コミって凄いなと思う。

 

染み抜き専門店って、常連はそれほど多くない。

 

月に一回使ってくれるお客様は少ない。

 

何ヶ月に一回の来店になる。

 

 

通常はクリーニング店ですむので、大切な洋服でクリーニング店でシミが落ちないという条件付きで、

 

当店に来店される場合が多い。

 

「これはクリーニング店で落ちないな」そう思って、染み抜きをいきなり当店へ持ってきてくれるお客様も

 

居るが、ごくわずか。

 

 

人からの紹介で、毎日、毎日、お客さんが来てくれる。

 

チラシを撒いてみて思った。これは凄い事だって。

 

 

クリーニング業は、衰退産業。

 

これは間違いないと思う。

 

クリーニング業だけでは無く、衰退産業は沢山ある。

 

けど、仕方が無いで終わるのか、人の役にたちたいと思うのか。

 

 

僕の仕事は、困っている人を助ける事だ。

 

もちろん助けられない場合もあるけど、困って居る人を助けたら、感謝されてお客様も紹介してもらえる。

 

僕が5年間、この店をやっていて確信した事だ。

 

 

もちろん、人口の減少や高齢化など、さまざまな問題はあるのかも知れない。

 

ただ、クリーニングという物に付加価値があれば、大きくは減らないと思う。

 

付加価値というのは、撥水加工とか防虫加工とかでは無く、

 

クリーニングに出して良かったとか、そういう事だ。

 

 

以前、知り合いのクリーニング店で、そんな話をしていた。

 

そこに外交専門の人が来て、「アイス食う?」と僕にアイスをくれた。

 

アイスを食べながら、「これから高齢化になるしね」みたいな話をしていた。

 

そしたら、「高齢化になるっていうか、俺の客はもう高齢化してるよ」と、アイスを食べながら話した。

 

「え?そしたら売上下がってるの」

 

「いや、前年より伸びてるよ」

 

 

ちょっと考えたが判らないので、聞いてみた。

 

「何で?何かあるの?」

 

「いや、別に〜」と首をかしげる。

 

 

そこで、隣に居た社長が話し出した。

 

「コイツね、年寄りに人気あるのよ」

 

ああ、なるほど。

 

この外交さんに会いたくて、クリーニングを出す訳か。

 

しかし、男前でも無いし50過ぎのおっちゃんに???

 

ただ、人当たりは良いし、この人を嫌いだという人は居ないかも知れない。

 

「パジャマとかタオルケットとかさ、クリーニングに出すと違うねって言ってもらえるんだぞ」

 

そうも話す。

 

 

色々な考えがあるもんだ。

 

お客様からすれば、週に2回も会えるって息子みたいなもんか。

 

いや、息子より多く会っているかも。

 

 

「けどさ、そのお客さん達が死んじゃったら困るんでないの?」 と、僕は意地悪な質問をする。

 

「そん時は、俺もこの世に居ないって」 そう言ってガハハと笑う。

 

 

ちょっと脱線したが、この外交さんは 「クリーニング+人(付加価値)」

 

クリーニングに出すと、週2回楽しいおしゃべりが出来る。

 

 

クリーニングに出して何か良い事あるのか?

 

それはキレイにしてくれたり、家事代行だったり、安心だったり、おしゃべりだったり。

 

それが価値。

 

価値は価値観によって変わるから、色々な価値がある。

 

 

 

僕は2年ぐらい前から、持ってきてくれた衣類についてアドバイスをする事が多い。

 

「この服は、クリーニングに出すときにこう言ってください」 とか、

 

「この服は、自分でこういう方法で染み抜きできます」 とか、

 

「この服は汚れると致命的なので、汚れそうな所には着て行かないで下さいとか」 (笑)

 

 

それも、当店を利用する付加価値になると思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

【クリーニング店で落ちないシミは、染み抜き化学研究所】
【レザー皮革のお手入れは、染み抜きクリーニング.com】

コメントは受け付けていません。