最近、利害関係が無いっていうのは、凄く良い事だと思うようになった。
もちろん、一緒に仕事をする仲間や取引先やお客様。
そういうのも凄く大切。
ちょっと前までは、そういう事に執着しすぎていて、
人脈で仕事に結びつかないかとか、一緒に成長をしたいとか、
視野がとても狭かったような気がする。
まあ、今も広くは無いけど(笑)
社会人になってから、利害関係が無い友人を作るのは非常に困難だ。
若い頃なら、飲み会で会った友達の友達とかあるかも知れないけど。
僕がこういう風に思ったきっかけは、裏の居酒屋だと思う。
いつもは店の端っこの席に座り、日本酒2杯と枝豆食べて550円払って帰る。
元々は酒屋さんだったのだが、コンビニとかに対抗するのは厳しいらしく、
飲ませて売っちゃえばいいじゃん的な事をしている。
街中では無いので、近くの会社の人とか常連さんというのが結構居て、
いつもワイワイ騒いでいる。
僕に話しかけてくる人も居たが、僕は「はぁ」と小さく面白くなさそうにうなずくだけ。
誰にも話かけず、誰にも迷惑をかけず。パッと呑んで、パッと帰る。
何か意味を求めて行く訳でもない。
だが、数ヶ月前から誘いをなるべく断らない事にした。
理由は色々あるけど、一番はせっかく誘ってくれたんだからって事かな。
自分にとって必要な事と、必要で無い事。必要な人と必要ではない人。
それを決めるのは、まだ早いんじゃないかなと思った。
 
その居酒屋で常連さんから話しかけられたとき、
普通に話をしてみた。元々、話は出来る方だ。
それからは、行くたびに話しかけられる。
僕は、この人を楽しませなければならないとも考え無いし、
楽しければ笑うし、ボケたり突っ込んだりもする。
常連さんの年齢は、50〜60歳。僕の両親に近い。
大手企業の総務部長や、お医者さん、先生と呼ばれる人。色々な業種の人が居る。
仕事の話なんかはほとんどせず、くだらない話ばかりしている。
ダジャレなんかを聞いて、最初はとても意味の無い事に思えたのだが、
人生を楽しもうとする姿勢に、共感するようになった。
暗い話してもつまんない。楽しい話した方がいい。
そのアグレッシブな生き方は、僕にはとても新鮮だった。
利害関係が無いからって、何をやっても良い訳では無いと思うけど、
僕にとって自分が楽しむという行為は、とても難しい。
人が喜んでくれて、僕が嬉しい。でも、これはエゴかも知れない。
一度、自分の考え方とかを話したら、真顔で
「話して自分を判ってもらおうってのは、弱さだぞ」
そう言われた。
自分の価値は自分で決めろって事なのかな。他人の評価を望むなって事なのかな。
「意味判らないんですけど」って聞いても良かったけど、
あんまり楽しそうな話じゃないし、話をしたそうでも無いし。
今は、何となくだけど意味が判る。
まあ、若いってのもあるだろうけど、
凄く年上の人に可愛がってもらっている。
僕にとっては、利害関係が無いこの人達から学ぶべき事は多いと思う。

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